「ショート・カッツ」(1993)

「ショート・カッツ」を観た。
監督:ロバート・アルトマン
出演:アンディ・マクダウェルブルース・デイヴィソン、 ジャック・レモンジュリアン・ムーアマシュー・モディーン、アン・アーチャー、フレッド・ウォードジェニファー・ジェイソン・リークリス・ペンリリ・テイラーロバート・ダウニー・Jrティム・ロビンス、リリー・トムリン、トム・ウェイツフランシス・マクドーマンドピーター・ギャラガー

村上春樹のエッセイ集「やがて哀しき外国語」の「「カーヴァー・カントリー」を描くロバート・アルトマンの迷宮映画」という章で、この作品について言及されていたのがきっかけで観てみた。とてもよかった。この映画はレイモンド・カーヴァーのいくつかの短編小説を組み合わせて作られているのだけれど、僕が知っているのは「ささやかだけれど役に立つこと」だけだった。ゾエという名のチェリストの女の子が少年ケイシーの死を知った時の危うい歩き方が強く印象に残っている。
村上春樹の「パン屋再襲撃」を想起した。海底火山。

パン屋の台詞
"Somewhere in this favored land the sun is shining bright. The band is playing somewhere and somewhere hearts are light. And somewhere men are laughing and somewhere children shout. But there is no joy in Mudville. Might Casey has 'struck out!!"